しじみの味噌汁
こんばんは。
本日はあまり知られていない貝の出汁がしっかり出る味噌汁の作り方をご紹介します。
□ 本日の献立 □
ご飯
しじみの味噌汁
秋刀魚の塩焼き
春菊のお浸し
納豆
○ しじみの味噌汁 ○
材料
塩
出汁
味噌
ネギ
手順
①しじみは海水くらいの塩水に一時間ほどつけて塩抜きします、この時塩水はしじみの一部が外に出るくらいの量しか入れません
②常温の出汁を用意し、ここに塩抜きしたしじみを入れ火をつけ中火にします
③しばらくするとしじみが開いてくるので一つ空いたら火を止め味噌を溶きます
④食べる直前に再度温めて、ネギを入れてお召し上がりください
ポイント
意外と知られていないのが貝類の砂抜きの本当のやり方。たっぷりの塩水で塩抜きしていませんか?なぜ浸かるか浸からないか程度の水量なのかというと、貝が外に砂を吐くことで本当の砂抜きになるのですがたっぷりの水量だと口が外に出せず塩水の中で砂を吐き、その砂の混じった水を再度吸い込むことになるので全く意味がないのです。
そしてしじみを入れてから火をつけるということ。じわじわと温められていく過程で美味しい出汁を出してくれているので火をつける前に入れることをお忘れなく。
もう一点知られていないのが、貝がひとつ開いたら火を止めるということ。全部開くまでグツグツと加熱していませんか?開いていなくてもひとつ開けば余熱で全て開くのでご心配なく。もし開いていないのがあればこれは火にかける前から死んでいたということなので捨ててください。
食べる直前に温める際もグツグツと沸騰させることはせず、沸騰直前で必ず火は止めること。貝の身がどんどん固くなってしまうのでご注意を。
たかが貝の味噌汁ですが、本当の作り方をすればいつもの味噌汁が絶品の一品になりますのでぜひお試しください。